私は、狂いたいのだ。

昨日、東京に引っ越す為に弾丸家探しツアーに向かった。
シェアハウスに住む方向なのだが、ピンキリの差が強烈に激しく、私はアワアワした。

ーー1件目。

東京の山手線に乗り、田端という所に降りて、スタッフと合流。そのスタッフがまた強烈で、右耳に5〜6連のピアスをしていて、左手には黒いグローブをしていた(O_O)
少しアワアワした私は、まぁ、見た目で判断してはいけない。と思い平静を装いながらもスタッフと会話を交わしながらも現地へ向かった。
1件目の物件がまた超おんぼろだった。
築40年くらいのおんぼろ一軒家で、開き戸を開けるとウルトラ汚い靴が無造作にブワァ〜っと並べており、中に入れば大量のビール缶が入ったゴミ袋が置かれていて、家に上がれば床板は歪みまくっていて、強烈な悪臭とかなりの嫌悪感に包まれてしまい、私はまたアワアワした。
部屋を開ければ4畳くらいの部屋に足の置き場もないくらいのモノが無造作に置かれていて、無言でドライヤーで髪を乾かしている人と、無言でパソコンをいじっている人がぎゅうぎゅう詰の室内に座っていた。
寝室を覗けばこれまた4畳くらいの部屋に無理矢理突っ込んだような二段ベッドが置いてあり、頭上には生臭い洗濯物がぐちゃぐちゃに乾かしており、、
部屋の電気は電球が一個だけ…(O_O)

あまりの強烈な出来事の連続に、アワアワを通り越して、私は沈黙を貫いていた。

ーー2件目。

1件目の出来事にアワアワしまくった私は、これだけ見て帰ってしまったら、家が絶対に見つからないと思い、2件目の見学を要望した。

スタッフの承諾を受けて、2件目の家探しスタート。

2件目は、この物件から電車で一駅の場所にあり、近いので、とりあえずダメ元で向かった。

スタッフ曰く

「2件目の物件は、潰れた会社の空き部屋を利用していて、総勢50名くらいが住んで一部屋12人部屋のシェアハウスですが、大人数は大丈夫ですか?」

と、聞かれ、人数を聞いただけで、想像力が無駄に働いてしまい、更にアワアワしてしまった私は、もう当たって砕けろ精神でその物件を見ることにした。

電車に乗り、2件目へ。

ーー現地に到着して、一階のコインランドリーを案内された。
コインランドリーは、有料で、その部屋の奥には有料のシャワー室があり、
「コインランドリーで、シャワー?」と疑問符が浮かぶも、とりあえずアワアワしながら2階へ。
2階〜4階まで部屋があり、とりあえず部屋を覗けば、強烈な獣臭が…
まぁ、室内は、1件目にくらべて広く、キッチンやトイレも、まぁ1件目よりは、いいか。などと少しだけ安心した私は、奥の寝室を覗き、更にアワアワした。

これまた無理矢理突っ込んだ二段ベッドが無数に置かれており、やはり、獣臭…(O_O)

東京のシェアハウスは、こんな所しかないのか…と絶句した私は、2件目を最後にして、物件探しを諦める事にした。

ーー奇跡の3件目。

2件目の物件を最後に、私は家探しツアーを諦めました。スタッフにお礼をして、上野駅で別れを告げる。

「まぁ、多分今日は無駄足だったんだろうな。」と、肩を落としながらも上野の空を見上げながらも黄昏ていた。

ふと、「ネットカフェできちんと調べればいいのが見つかるかも!」

と、何故か妙な希望が湧いてきた私は、突然ネットカフェ探しツアーを強行した。ふらふらと、ネットカフェを探しているつもりが、何故か突然目についた不動産屋があり、もう諦め半分、希望半分の私はダメ元で不動産のドアを叩き、ダッシュでエレベーターで4階へ向かい、必要書類に希望の物件を記入し、スタッフと物件探しを始めた。

そこのスタッフが、これまた敏腕で、AV男優の加藤鷹のような色黒の風貌に、ゴールドの指輪と、ゴールドの時計を身につけ、頼れる男!といったもう見るからに超エリート営業マンといった出で立ちをしていた。
その出で立ちを見た瞬間に私は「イケるかも!」と淡い期待した。

アワアワが、淡い期待に変化したのだ。

仕事もウルトラ早く、すぐさまオススメの物件を見つけてくれ、提案された物件を見ると、なんと!シェアハウス。

写真だけ見せてもらいながら、スタッフは語る。
「ここ、綺麗で安いですし、人気がある物件ですし、悪い噂も聞きませんから、きっと大丈夫ですよ〜(キラッ)」

「あっ、空き部屋あるみたいなので、すぐ問い合わせてみますね!(キラッ)」

と、猛スピードで問い合わせを始めてくれて、すぐさま物件を見に行くことになった。上野駅から電車に乗り込み、現地に向かった。
現地で、これまたエリート営業マンとの合流を果たし、部屋に入る。

そのシェアハウスは、4階建ての物件で、小綺麗な外観に、オシャレなポストが玄関前にあり、中に入ると、なんと、地下室があった。
初めに地下室から案内された私は、1件目との違いにアワアワした気持ちが、地獄から天国へ登ったような気持ちになり、うわぁ〜うわぁ〜となった。

アワアワ→淡い期待→うわぁ〜うわぁ〜
である。

内装がウルトラ綺麗で、ショールームにあるような広大なキッチンがあり、めちゃめちゃ広い共用部屋があり、冷蔵庫があり、何故か卓球台があり、サーフボードがあり、なにもかもがとにかく綺麗だった。

その後、寝室を案内された私は、意気揚々としながらも、部屋を眺めていると、綺麗な外人の白人女性がいました。テーブルに腰掛けながらiPadをいじり、軽くこちらに会釈をしてくれた。

ドキドキした私は、加藤鷹似のスタッフと目を合わせてニヤニヤした。
同行してきたスタッフも、「いいなぁ〜アリだな〜いいなぁ〜」と思わず声に出てしまうほど優雅な空間だった。

最後に屋上に案内されると、広々とした屋上には、太陽がカンカンと照り、屋上の端のほうに置いてあったBBQセットを目撃した私は
「あぁ〜、屋上でバーベキューとかもできちゃうんですねぇ。いいなぁ〜」とニヤニヤしながらスタッフに話しかけた。

気分が上がったスタッフが、「あちらをご覧下さい。」と促した先には、なんと東京スカイツリーがくっきりと見えていた!
「ここで、バーベキューしながら、スカイツリーを見て、花火とか見れたら最後ですよね〜」とスタッフと私は、ゲラゲラと、スカイツリーに向かって高笑いをした。

ーー私は狂いたいのだ。

テンションが最高潮に達した私は、アワアワからのまさかの逆転満塁ホームランをぶっ放し、ルンルン気分になり、帰り道を不動産の加藤鷹似のスタッフと色々と雑談しながら帰りました。

鷹「いい物件見つかってなによりです。本当に良かったですね。」

私「実は、2件目の物件を見に行く途中にも東京スカイツリーを見たんですけど、テンション下がりまくりであまり興奮しなかったんですけど、最後に屋上で見たスカイツリーには、一瞬でヤられてしまいました!!(興奮気味)」

鷹「それは良かったです。私も屋上でバーベキューやりたいなぁ〜」

加藤鷹との会話に心を弾ませながら電車に乗り込み、不動産に戻った。

電車の中でも色々と話した。

鷹「なんで東京来ようと思ったんですか?」

私「実は、今月の頭に友達に会いに一度東京に来て、東京の雰囲気いいなぁ〜って自分の心が凄く踊っているのを感じてて、もう仕事も辞めた事だし、地元にいてもしょうがないし、いっその事東京行ってまえ!と思ってゴリゴリで来ました。」

鷹「あぁ、それはいいですね。その気持ちよく分かります。本当東京はいいですよ。私は千葉から東京まで通ってるんですが、千葉にあるものは東京には全て揃っているし、イベントとかも多いし、祭りも盛んだし。なにより住みやすいですから。都心から離れれば、下町感溢れる所がたくさんあるし。私の地元の友達もずーっと千葉にいて、マンネリ科してきて、結局東京に出てきてますから。」

私「へぇ。そうなんですねえ。」

ーー私は、この会話の最中に別の事を考えていた。
私には漠然とした夢がある。

私は、表現をしたい。

東京には夢がある。

東京には、夢を追い、夢を叶える猛者が沢山いる。

私は、夢を追いたい。

私は、夢を叶えたい。

漠然とした夢だけど、いろんな事を語れるバカな友達が沢山欲しい。

仙台には沢山お世話になったけど、どうもしっくり来なかったし、話がバツグンに会う狂った人はあまり見かけない。

そうだ、私は狂いたいのだ。狂い叫びたいのだ。

私は、狂喜乱舞の人生を謳歌したい。

会話をしながらも、こんな訳の分からない事を加藤鷹似の男性を横目に考えていた。

たかだか家を探すだけなのに、たかだか東京に来るだけなのに、どこかでビビっていた自分の小ささを感じながらも上野駅に到着した。

ーー萎縮より突破だ。

シェアハウスへの入居希望の作業を終えた私は、帰路についた。
上野の街並みを眺めながら、自分の小ささを感じていた。

自分が何をしたいんだかよく分かっていなくて、とりあえず東京に来た。
周りから見たら、中途半端に仕事も続かず、結婚もせず、彼女もおらず、何やってんだかよく分からん奴に見えるかもしれないけど、いいんだ、いいんだ、俺はこれでいいんだ。と、自分に言い聞かせながらも上野の街を歩いていた。

最近、いばや通信の読み過ぎで、頭がイカれてくるのを感じていた。
いばや通信の坂爪圭吾さんは、とにかく頭が狂っていて、やりたい事をとことんやりまくっている。(金ないのに、家ないのに)

(もちろん、犯罪に手を染めるような狂っている事とは違います。)

私は、まだまだやりたい事がたくさんあるし、経験してみたい事や、見てみたいもの、触れてみたいものがたくさんある。この欲求は、留まる事を知らなくて、25~6歳の頃からずっと続いていて、この欲求をぶつける居場所を探していた気がする。耐え切れなくなった私は、28歳の頃、気づいたら自衛隊を辞めていた。

「整体師になる。」なんて、周りに言ってはいたけど、本心は少し違うな。違うな。と感じていた。
たくさんの仲間にも出会って、とても感謝している。

だけど、何かが、違う。

この違和感がずっと拭い去る事が出来なかった。

今までの人生の中で、思い切って、人生が劇的に変わるほどに、何かに情熱を降り注いだ事が、まだ自分には感じられない。けれども、心のどこかで、もっと深い、自分の中のもう一人の自分が騒いでいる。

【狂え。もっと狂え。】

こんな言葉が、この感覚が私の中でしっくりと来た。ビタっとはまり、私の背中を押した。

「そうだ、私は狂いたいのだ。」

その言葉に背中を押されながらも、怯えている自分もいる。そんな自分にはこう告げる。

「萎縮するな。突破しろ。突破だ。突破だ。突破だ。」

私は、いつも何かに怯えていた気がする。周りの目や、自分の不甲斐なさや、自分の小ささや、ここぞという時に限って、いつもビビって、萎縮して、何度も何度もチャンスを逃してきた。

そんな自分を常に責めていた気がする。

だから、自分を信じる事がいつも出来なかった。
だけど、自分を信じる事が出来なくても、自分を信じる事が出来るのは自分しかいないのだから、もうとにかく何がなんでも自分を信じて突破するしかない。

そんな事を、東京の空の下で考えていた。
****************************

藤忍賢(Motokatsu Sato)
【携帯】
08045128756
【LINE ID】
motomotokatsu
Facebook
https://m.facebook.com/rzuoteng?fref=qr_code&_rdr

****************************