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moto blog

週刊ロジー。

自分を殺しちゃいけない。

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前から気になっていた浅草に行こうと思いつき、家を出て駅に向かおうした。
ふと、右側に歩いて行きたくなり、ミスチルの歌を口ずさみながらフラフラ歩いていると、突然バスが向かってきて、行き先を見たら浅草行きだった。
「ラッキー!」と思った私は、ササっと乗り込み、偶然にも浅草行きのバスに乗り、現地へと足を運んだ。

数分間、バスに揺られ、浅草に着いた。

私の家からバスで10〜15分程度で着く事がわかり、これでいつでも浅草に行けるぜ!と思った私は無駄にテンションが上がった。東京には、過去に仕事で何度も来ていたが、浅草には来た事がなかった。目的地は、やはり浅草寺で、あのどデカイ提灯が見てみたくてやってきた。

浅草寺界隈を歩いていると、賑やかな雰囲気に包まれた。

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少し、小腹が空いていた私は、何か食べたいなぁと思っていた。せっかくだから、浅草名物を食べてみよう。と言っても、なんなのかよく分からなかったのでとりあえず街を練り歩いた。出店がたくさんあるようで、街行く人は、何やら食べ歩きながら観光を楽しんでいた。
私は、パンが好きなようで、歩いていると、小さな100円の揚げパンが目についた。少し食べたいと思ったが、もう少し大きければなぁと思い、辞めた。

ーー浅草名物メロンパン。

ふと、横を通りかかっていた女性が、巨大なメロンパンを食べていた。実は、私はメロンパンが大好物だ。
「な、なんだ、あの美味そうな、巨大なメロンパンは…」と、絶句した私は、あまりの美味そうなふんわり感に一瞬で目を奪われた。軽めの揚げパンジャブからの巨大なふんわりメロンパンアッパーにやられた私は、そのメロンパンを探す事にした。

そのメロンパンは、浅草ではやはり名物品のようで、1日10,000個売れた超人気商品のようで、お店の前には行列が出来ていた。普段あまり行列に並んでまで食べたいという欲求が湧かない私でも、思わず並んでしまうほどの圧倒的な魅力を感じた。

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画像で伝わるか分からないが、外側のサクサク感と、中のモチモチ感がたまらなかった。1個200円で、3個で500円と大変お買い得でした。
浅草に来て、まさかメロンパンを食べるとは思いもしなかったが、それはさて置き、目的の浅草寺に向かった。

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噂の雷門に、ようやくお目にかかれた。
門をくぐると、煙が湧いている。

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おお、これはテレビで見た事があるぞ!と思ったミーハーな私は煙に近づき、全力で煙に巻かれた。

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全力で煙を浴び興奮し過ぎた私は、勢い余って目に煙が入り込み、涙目になった。
さらに進むと、巨大な賽銭箱に大勢の人だかりが出来ていた。チャリーン、チャリーンと、大量の小銭の飛び交う音が、あちらこちらから聞こえてきて、なんだかとても賑やかだった。
私も小銭を投入して、祈りを捧げた。

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更に進むと、更に巨大な賽銭箱があり、これまた大勢の人だかりが出来ていた。
その脇には少し変わったおみくじがあり、興味が湧いてきたのでさっそく並びおみくじを引いた。

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このおみくじは、「おみくじ」ではなく「みくじ」で、この筒のような物から出てきた櫛の番号の書いた引き出しを開けると、自分の運勢が分かるというものだった。

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50番を引き当てた私は、さっそく引き出しを開けて、中身をのぞいた。
私の運勢は、吉。内容はこう書いてあった。
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4〜5分、古文を読解しようとしたが、全く分からなかった。諦めて裏面を見るとこう書いてあった。

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裏面を見ようとしたら、風に吹かれて慌てる私。

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裏面を見ると、こう書いてある。
どれもよくある様な言葉だったが、特に心に残ったのが二行目の
【重山利政逢】という文字。内容は、こうあった。
「山を重ねれば出の字となります。物事を達成させる決心がついたなら、現在の場所から飛び出して行動しなさい。」とあった。
なんだか、ここに来るまでの自分の決断が間違っていないんだよ。と言ってもらえているようで、とても嬉しかった。

ーー場のチカラ。

目的を果たした私は、街を歩きながら妙な感覚を覚えた。
「あれ。疲れない。」人混みはあまり得意な方ではなかったのだが、ここに来て全く疲労を感じていない事に気がついた。
多分、目的によって、人の雰囲気は変わる。楽しみを目的に行動を起こすと、何故か疲れない。言葉に表すと何てこともないのだが、これはとても不思議な感覚だった。この場のチカラがそう感じさせたのか、その場に居合わせた人のチカラがそう感じさせたのか分からないが、前向きな思いや、感情や、雰囲気は、その場の空気を軽くするのだろうと思った。

気分が良くなった私は、天気もいい事だし、せっかくだから歩こう。と思い、スタスタと歩き続けた。この付近は、祭りをやっているようで、チラホラと祭りの雰囲気を漂わせる物が飾られていた。

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どうやら、天王祭と呼ばれるものが催しているようだった。歩き続けていると、お祭りの格好をした人々がどこかへ向かっていた。

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浅草を離れ、20〜30分ほど歩いていた。遠くから、太鼓の音が鳴り響く。
もう少し、楽しみに浸っていたかった私は、太鼓の鳴り響く場所へと足を運んだ。御神輿を担いでとても賑やかだった。

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ーーブッ倒し、跳ね返す。

この御神輿を、私はしばらく見ていた。
とても賑やかな雰囲気が、私の中の何かをくすぐる感覚を覚えた。
周りの人の笑顔と、拍手と、熱気と、一生懸命さだろうか。私の心は、沸々と熱を帯び、自分の意思とは全く関係なしに、何故か目頭が熱くなっていた。私は見知らぬ人々の一生懸命さを目の当たりにし、泣いていた。

御神輿をしばらく見ていると、突然、数100キロはあるであろうものがブッ倒れてきた。すると、担ぎ手のチカラを合わせて、一気に跳ね返す。これは、生で見るとかなりの迫力がある。

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ブッ倒し、跳ね返す。
ブッ倒し、跳ね返す。
ブッ倒し、跳ね返す。

ブッタがえす。

ブッダ返し。

私はこれを、【仏陀返し】と名付けた。

祭りのせいなのか、この地域特有の雰囲気なのか、この街にはとても活気を感じた。沸々と熱を帯び踊りだした私の心は、とても潤っていた。しばらく歩き続けていた私は、また小腹がすいてきたので、たこ焼きを買って食べた。

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ーー自分を殺しちゃいけない。

たこ焼きを食べて、私はまた歩き続けた。浅草から、さっきの祭りを見ていて、私の心は何かを取り戻したような感覚があった。ずっと満たされない、掴み所のない空虚感に私は酷く悩んでいた。正直言うと、私の心はしばらく死んでいた。人と会うのが嫌で、長い間、塞ぎ込んでいた。下町の人情味や、街の活気や、熱気や、雰囲気に影響を受けて、私の心は潤いを取り戻していた。
私は、しばらく死んでいた。というより、自分で自分を殺していた。あらゆる可能性に蓋をして、常に自分を責め続け、傷つけていた。塞ぎ込んでは、自分の無価値感をいつしか正当化していた。
いつの間にか、私の心は無機質な物になり、乾き切っていた。だけど、自分を殺しちゃいけない。活かしてこその命だ。

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祭りのあと、そんな事を考えていた。

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藤忍賢(Motokatsu Sato)
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