もう、それだけでいいじゃないか。

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最近は花を見るのが好きになった。 

幼い頃から田舎育ちの私は、心のどこかでいつも都会への憧れを抱いていた。去年の6月に上京をしてきて、およそ10ヶ月が経過した。今は都会への憧れよりも心の安らぎが私の毎日の喜びになっている。

何気ない日常の空間にたくさんのものが溢れている。逆に物がありふれている場所には大切な何かがなくなっているような気がしている。東京都内でも中心部から郊外に向かうにつれて空気の質が変わるのを感じる。自分の家に近づくにつれて安心感が私をいつも包んでくれる。

 

毎日のように景色を見ては感動している。そして、日々の些細な事に喜びを感じられるようになってきた。朝起きて、布団から出る。少し歩き外の空気を吸う。外の景色を眺める。コーヒーを飲む。お湯が沸く音に耳を傾ける。コーヒーが胃を通っていく温度を体で感じる。水の有難さを感じる。呼吸をする。服を着替える。今日も身体が動いていることを感じる。

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道を歩く。景色を眺める。何気なく咲く花に目を奪われる。背後に映る影に美しさを感じる。路地の佇まい。道を歩く子供。道を歩く親子。すれ違う人の何気ない会話。それを聞いて少しだけニヤつく自分。何もないのだけれどそんな日常に幸せは溢れている。

 

仕事に向かう。車に乗り込む。車の流れを感じる。道路から伝わる道の状態を足で感じる。この道は優しい。この道は通りたくない。身体の感覚に身を委ねる。太陽の光に目を細める。少し、鼻をすする。信号を待つ。赤信号で一呼吸置く。心が落ち着いている自分に気付く。

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ふと、今日はいい日だ。と思う。その瞬間、安心感が更に私を包む。私は、内側から湧いてくる安心感に気付く。仕事を終え、家に帰る。道を歩く。ただ、空を眺める。私はまた、安心感に包まれる。最近ずっとこんなことを繰り返している。

今まで多くの事を求め過ぎていた。何もしなくても全てが、ただ、そこにある。それの繰り返し。もう、それだけでいいじゃないか。

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藤忍賢(Motokatsu Sato)


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