超強気な味方。

今から4〜5年ほど前だろうか。

当時10年間続けていた自衛隊を辞めたいと悩んでいた。


超グズグズ悩んでいた。


「辞めたい、でも、金が…」
「辞めたい、でも友達いなくなる」
「辞めたい、でも親に心配される」
「辞めたい、でも」


生まれてこのかたグズグズして生きてきた私は決断力の弱さがかなり致命的な弱点になっている。


ここぞ!いざ!という時にグズグズして、適当な理由で自分を納得させて逃げる弱い人間だ。


3ヶ月くらいだろうか。


そんな事を何度も一人で考えてはグズグズしていた。


もう嫌だった。

 


ある時だった。


一人で部屋に腰掛け、ボーっとしていた。


あれはなんだったのだろうか。


今でも強烈に覚えているが、完全に自分の魂らしきものが抜けていた感覚を覚えた。


右斜め45度らへんの角度からグズグズ悩んでいる自分をおよそ30秒ほど見つめてこう言った。


「お前さ、いつまで同じこと考えてんだよ!あぁ?」


「???」


聞こえたのか、自分が話したのかは曖昧なところだ。


自分が自分に言葉を話した途端に意識が戻った。


続けて何かがまた話し出した。


「さっさと辞めろっつーの!」
「バカじゃねぇの!?」


「???」


「やりてーのか、やりたくねーのかハッキリしろ!カスが!!」


「え!?はい。辞める、辞めます!!はい!」

 

 


このやりとりをキッカケに
その後、あっさりと自衛隊を辞めることになった。


自分の中に超強気な誰かがいるらしい。